機関車の“勢い”
2025年3月31日
機関車は、停止しているときなら8つの車輪に3センチほどの材木をかませておくだけで固定できる。しかし、時速160キロで走っているときは、厚さ1.5メートルの鉄筋コンクリートの壁でも止められなく、その唯一の違いは“勢い”であるといいます。
飛ぶ鳥を落とす勢いのベンチャー企業の社長がテレビ出演している姿を見るときがあります。
そのときは、こんなにもエネルギッシュな人がいるのかと思うことがありますが、まさに“勢い”を感じる瞬間です。
ところが、企業が思わしくなくなったときの姿を見るとき、同じ人なのにこんなにも違うものかとびっくりします。
それもまさに、“勢い”の違いであります。
私も、人を判断する際にはその時の“勢い”に惑わされることのないようにと思っております。