WEB町長室
評価するとは
2026年7月2日
秤は、他の物の重さを量ることはできるが、自分の重さを量ることはできない。モノサシは、他の物の長さを測ることはできるが、自分の長さを測ることはできない。
私たちは、他人のことは評論家のように評価できるが、自分のこととなると正しく評価することはできないものであります。
たとえ自分を評価できたとしても、無意識のうちに甘い評価となってしまいがちであります。
ところが、他人を評価するときは自分を評価するときと違い、実に厳しい評価となってしまいます。
私が空手の審判をしていた際、自分の教え子には意識して厳しい点数をつけておりましたので、子どもの保護者から「工藤先生は自分の教え子に厳しすぎる」という声を何回も頂戴しました。
しかし私にすると、それでも教え子には甘いのではないかと思っておりました。
型試合を例にとると、教え子が演舞しているとき、どうしても、「いつも注意しているクセが出てしまうのではないか?」「指摘して指導した点が改善されているだろうか?」という目で見てしまいますので、それが改善されていると、そこばかりに目が行ってしまいます。
そうすると、どうしても甘い採点になってしまう恐れがあるので、その点を差し引いて採点すると、結果、保護者から厳しいという声が出てきます。
それでも、他の審判員からすると甘すぎるという目で見られているかもしれません。
人を評価するということは、至難の業であります。

