トップの意を汲む
2010年6月25日
ワールドカップで、日本代表が決勝トーナメントへ勝ち進みました。岡田監督にとって、日本選手は思った以上の活躍をしてくれたものと思いますが、選手選考には相当な決断力が必要であったろうと推察いたします。
ヒョッとすると、ワールドカップで戦うよりも精神的にきつかったかもしれません。
選考基準は、いかに監督の意を理解して試合ができる選手かどうかにかかっていると思います。
何故かといいますと、サッカー競技は、試合が始まってしまうと監督は細かい指示は出せません。
選手は、試合前のミーティングで監督が発した言葉を思い浮かべ、場面場面で自主的に最善の方法を判断しなくてはなりません。
そのため、監督の理念がどれだけ選手一人一人に行き渡っているかです。
結果だけ見ますと、監督の意を理解できる選手を選考できたということに尽きます。
しかしこれは、サーカーばかりでなく組織にも当てはまります。
トップの理念が、いかに組織の隅々まで息づいているか。
そして、そのことを理解できる人がどれだけいるかが組織の強さの根幹にかかわってきます。