勇気を持って意見具申せよ
2012年6月26日
以前、「ヒラメ人間」という言葉が流行りました。ヒラメは上目づかいの目をしており、
この目から「上司の顔色を見て行動をする人」のことを
「ヒラメ人間」と言いました。
組織を動かすには、上司の決断が必要であります。
上司は部下よりも知識力がありますから、
大概、部下よりは正しい判断を下せるものであります。
しかしながら、完璧ではありません。
何故かといますと、
上司が現場を100%把握して決断をすることができる
ということは稀だからであります。
その点、上司より部下の方が現場を知っていますので、
現場を熟知している部下の目から見たら、
トップの下した判断に疑問を思うことが多々あるものと
思います。
ところが、たとえ疑問を持っていても、
上司に対し意見具申できない部下がおります。
もちろん、
確かな知識も情報もなければ意見を言うのは無理ですが・・。
意見具申できない一番大きな要因は、
異議を唱えると上司に反抗していると思われるからであ
ります。
まさに、自分が可愛いからできないわけであります。
しかし、意見具申しなかったことにより間違った判断で
業務が遂行されたとしたら、
大方、期待していた成果を得ることはできません。
結果、その負担は自ずと部下である自分に反ってくるこ
とになります。
そのためにも、
部下は勇気をふるって上司に意見具申すべきであります。
ただし、具申を受ける側の上司も、
真摯な気持ちで聞くことが大切であります。
元官房長官の後藤田正晴氏五訓
「勇気を持って意見具申せよ」