成功の落とし穴
2024年5月28日
私は常々、職員に失敗を推奨しております。では、なぜ失敗するかといいますと、新しいことに挑戦するからであります。
前と同じことであれば、手抜きでもしない限り滅多に失敗しません。
私が失敗を推奨すると、職員は最初怪訝な顔をしますが理由を説明すると大方納得します。
私たちは「仮説」と「検証」を繰り返しています。
ところが、失敗の時は「検証」を重要視しますが、成功したときは「検証」を疎かにする傾向にあります。
成功したので何も反省しなくともいいという思いに駆られるものと思われます。
しかしどんなに成功したとしても、見えないところに必ず反省点がありますので、それを見落とすと、たとえ小さな反省点であっても「蟻の一穴」となり大きな失敗につながるということを認識しなければなりません。
まさに、「勝って兜の緒を締めよ」の心境であります。