子供たちにとって理不尽なこと
2008年1月17日
1月14日、空手少年団恒例の“鏡開き”を行いました。八幡宮で一年の安全を祈った後に、上ノ国漁港へいく途中の砂浜で、保育園児、小学生、中学生、指導員等が参加しての初稽古を行いました。
当日の気温はマイナス3度。
厳寒の砂浜での空手は、大変厳しいものであります。
残念ながら私は、風邪気味で出来ませんでしたので「なんだこれくらいの寒さ!」と、防寒着を着て子どもたちを叱咤激励だけしておりました。(チョット卑怯でありましたが・・・)
あまりの寒さに、小学生の何人かは耐えきれずに泣きながら稽古しておりました。
その後は、ジンギスカンを食べながらゲームなどをやって楽しんだわけでありますが、正直、子どもたちは「何故、このような寒いなかで稽古をしなければならないのか?」。
「どうせやるんであれば、暖房の入っている体育館でやるべきだ」と思っております。
子どもたちにとって、“鏡開き”は理不尽の一語に尽きると思います。
しかし、社会には理不尽なこともあるんだということを教える絶好の機会だと思っております。
たとえ、自分が納得しようがしまいが、やらなければならない義務もあるということを教えることが大切であります。
今の社会は権利だけが主張されておりますが、権利を主張するには義務も遂行しなければならないということが忘れられております。
私は、子どもたちがそのことを少しでも肌で感じてくれればという思いで、初稽古を見ておりました。