WEB町長室

5才の子どもに教わりました。

2012年1月10日

先日、“はじめてのおつかい”というテレビ番組を見て、心地よい感動を受けました。
見た人もいたと思いますが、内容は3才~5才頃の子どもが、親から初めておつかいを頼まれていく珍道中を、カメラマンが隠し撮りするするものであります。
カメラで撮られているということを知らない子どもたちのしぐさに感心するとともに、子どもたちの優しさに涙する場面も何回かありました。
そこで感じたことは、子どもというのは、親のすることをそのままするものだということです。

ある場面で、兄妹でおつかいに行った帰り道、兄の方が道ばたの草むらから空のペットボトル1本を拾い上げました。
「お母さんがいつも拾うので、僕も家に拾って帰る」という独り言を言いながら。

拾った子どもに感心しましたが、親の躾にも感心しました。
そこで、ふと考えました。
私が、道路に落ちている空のペットボトルを見つけたら拾ってくるだろうかと?
いや、間違いなく拾ってこなかっただろうと思います。
何だかんだと、拾わないための理由をつけて・・・。

恥ずかしいと思いました。
5才の子どもにできることを、大人である私ができないということです。
それも、簡単なゴミ一つ拾うこともできないわけです。

日本の教育者といわれている“森信三”氏の、「ゴミ一つ拾えない人間に、何ができるか!」という言葉が思い出されました。