WEB町長室

緊張感の必要性

2007年9月14日

ある町民に、「近頃、役場職員に緊張感が感じられない」と指摘されましたので、そのことを職員に話しました。
GE コンシューマー・ファイナンスの山川丈人社長は、「和気藹々とした雰囲気を保つことを優先して、下すべき決断を下さなかったりすれば、企業として進むべき道を誤ってしまう」と言っています。
職場の雰囲気は、明るく楽しいものであって欲しいことは誰でもが望みます。
しかし、「明るく、楽しく」ということは、仕事を達成するための必要条件の一つであって、最終目的でないわけであります。
そのためトップに求められていることは、決断を下すことによって組織の雰囲気が壊れることがあっても、組織の目的が達成されるのであれば決断を下すことです。
また、業績の悪い会社ほどたるんだ雰囲気であることが多く、業績の良い成長企業の方がピリピリしているともいいます。
山川社長は、「忘れてならないのは、会社は仕事をする組織であるということ。大人の幼稚園でないんです」とも述べておりますが、まさしく、仲良しクラブに警笛を鳴らしているわけであります。