WEB町長室

上ノ国高校の存亡を懸けて

2007年8月16日

上ノ国高校は、今、存亡の危機にあります。 
北海道教育委員会は来年度の上ノ国高校募集定員を、現在の2間口(クラス)から1間口にするという方針を打ち出しました。
現在検討している高校適正配置方針では、これからの高校は原則として4間口以上とし、3間口以下については廃止や統合の対象にするということであります。
それでも当初説明では、たとえ3間口以下であっても中高一貫指定校については例外ということでありましたが、その方針も変更いたしました。
北海道の財政状況を勘案するとやむを得ないという気もいたしますが、上ノ国中学校卒業生が上ノ国高校を選択しない理由の一つとして、生徒数が少ないので好きな部活ができないということも挙げられておりますので、間口減になるとそのことに拍車がかかる恐れがあります。
 北海道教育委員会では、上ノ国高校は廃止の対象としないで当面はキャンパス校として存続させるという案も持っているようでありますが、1間口になることにより上ノ国高校への入学者は激減し、近い将来廃校になる恐れもあります。
そうなりますと、町の教育環境の後退と過疎化に拍車がかかることが予想されることから、町議会議員と一緒に、北海道教育委員会と北海道議会に2間口の存続と中高一貫教育継続の要請活動を3回行ってきております。
9月頃に結論を出すようですが、感触的には相当厳しいようであります。

※地域キャンパス校
 分校などと違い校名は残り、校長や教頭も置かれるが、教員定員は1名削減される。その分、センター校(江差高校)から出張授業などの支援を受ける。