WEB町長室

なるようになる。心配するな

2007年8月10日

先月、雨が欲しい時期に雨はなく、逆に、日照りが必要なのに雨ばかりの毎日であります。
お祭りを担当していたとき、今の時期、天気予報ばかりを気にしておりました。
もしも大雨になったら、お祭りを中止しなければならないかも・・・。
もしも大雨になったら、観客の駐車場が滑って使えないかも・・・。
もしも大雨になったら、当日券が予想したより売れなくなるかも等々・・・。
正直、取り越し苦労とわかっていても眠れない夜は何日も続きます。
それでも終わった後では、何とかなるもんだと自分なりに納得するものです。
とんちでお馴染みの一休和尚が臨終の際、「仏教が滅びるか、大徳寺がつぶれるかというような一大事が生じたら、この箱を開けなさい」と遺言を述べて一つの箱を弟子に渡しました。
それから長い年月が経過し、その大徳寺の存続に関わる重大な問題が起きました。
にっちもさっちもいかなくなった時、和尚の遺言を思い出し、寺僧全員が集まって厳かに箱を開けたところ、中に入っていたのは一枚の紙でした。
そこに書かれてあったのが「なるようになる。心配するな」という一文だったというのです。
しかしこれは、なるようになるから何もしなくても良いというのではなく、あまり取り越し苦労をしないで、目の前にあることを一つ一つきちんとやっていくということだといいます。