運のいい人、悪い人
2007年5月25日
松下電器創業者の松下幸之助氏は、新入社員の面接の際、運がいいという人を採用するそうです。経営の神様とも言われている松下幸之助氏が、何故、運がいいというだけで採用するのか不思議に思っておりましたところ、何となくわかってきたような気がします。
アメリカで、運がいい人と悪い人の実験をしたそうです。
ラスベガスで、運がいい人100人、運が悪い人100人がサイコロを三つ投げるクラップスをやりました。
クラップスというのは、同じ時間内で、サイコロの数が偶数か奇数かを競う競技です。
結果は、近似値で引き分けたということであります。
ところが、面白い差が出たそうです。
勝ったときに、運がいい人は運がいいから勝ったと考え、運が悪い人は、運が悪いのにたまたま勝ったと考えるそうです。
運がいい人は、負けていても「自分は運がいい」と言い続け、逆に、運が悪い人は、たとえ勝っていても「次は負けるかも」「たまたま」なんて弱気なことを言う。
科学的な根拠はまったくないが、運がいい人、悪いは人というのは、周囲が思っているだけのようであります。
成功した起業家に成功の要因を聞ききますと、異口同音に、どんなことがあっても必ず成功できるという強い「思い」があったということであります。
まさしく、何ごともポジティブな発想持ち、自分を運のいい人と思い続けているようであります。
つまり、運のいい人でなく、運がいいと思っている人が成功するということであります。
私たちも、ピンチをチャンスに変えることができるかどうかは、絶対に変えることができるんだという強い「思い込み」が必要だと痛感した次第であります。