トップとしての心眼
2006年12月29日
ある雑誌に載っておりましたが、総理になると3つのものが見えなくなるといいます。その3つとは、「金」「人」「国民の顔」だそうです。
これには、私も大いに頷けます。
私も、町長就任2期目に入ったわけでありますが、私が見えなくなったのは職員の顔かなと思うことがあります。
私から見ますと、どの職員もみんな頑張ってくれております。
何か指示を出しますと、職員はすぐに行動してくれているように見えますが、町民からは全く反対のことを聞くことがあります。
そのたびに、どちらの話を信頼したら良いんだろうと思うことが何回もあります。
まるで、自分の回りにバリアが張り巡らされているような錯覚に陥ることもあります。
姿を映す鏡はありますが、心を映す鏡はありません。
疑心暗鬼になるたびに、職員がイエスマンになってきているのではないだろうか、反対意見を言う職員よりも忠実に従う職員ばかりを贔屓しているのではないだろうか等々自問自答しております。
そのためにも、トップとしての心眼を養わなければと痛感しているところであります。