WEB町長室

予測よりも早い過疎化と高齢化

2006年11月8日

桧山支庁作成、桧山管内の人口推計を見て愕然といたしました。
誰が予想しても、桧山管内の人口減は明らかでありますが、上ノ国町の2010年の人口推計予想値は6,737人、高齢化率は27.6%となっております。
しかしながら、先月末の住民登録人口は6,633人、高齢化率は29.3%となっており、現時点で2010年と比較して人口は104人の減、逆に高齢化率は1.7%の増加となっております。
桧山支庁の推計よりも、ものすごく早いスピードで過疎化と高齢化が進行していることとなります。
また先日、町内建設業者と懇談する機会がありました。
その建設業者は、これだけ公共事業が減ってくると、どこの会社も従業員をリストラせざるを得なくなってきている。
そうすると、自ずとそのリストラされた人たちは出稼ぎに行くことになるが、将来的にも町内で働く場所がないと判断すると、家族ぐるみで上ノ国町を離れていくのではないのかと話しておりました。
まさに、公共事業の減も過疎化に拍車をかけることになるわけであります。
このまま推移すると、地域コミュニティーが崩壊し、役場だけが残るような町になるのでないのかとも話しておりましたが、あまりにも現実味のあることなので恐ろしい気がいたしました。
しかし、それを座して待つわけにはいきません。
あらゆる手だてを講じていかなければと、意を強くしたところであります。