高校は何を教えるところ?
2006年10月30日
「函館北高校、お前もか!」というような心境であります。学習指導要領で必修となっている日本史か地理を履修させないことから、在校生が卒業できない恐れが出てきているようであります。
理由としては、受験に必要ないということのようであります。
昨今、高校への進学率は98%を超えており準義務教育化しております。
そのような位置づけの中でも、高校は大学進学するための準備段階としてより捉えていない現状にあります。
その科目が、将来生徒にとって必要となるかどうかということは一切考えておりません。
ただ、受験に必要かどうかと言う選択肢よりないのが残念でなりません。
私は、地理と日本史は全く不得意でありました。
さりとて、大した得意科目もありませんでしたが・・・
しかし、その2科目を真剣に勉強しなかったことを今更ながら後悔しています。
何故かというと、社会生活を送るうえでの様々な場面で、地理や日本史という知識の必要性を感じたことであります。
その最低の知識を身に付けていないことから、相手の話題にも入っていけないことが何回もありました。
学習指導要領を金科玉条に捉えるつもりはありませんが、少なくとも本要領は、検討に検討を重ねて作成したものと思いますので、最低限、それくらいは守って欲しいものであります。
しかし、残念ながら高校の評価は、一流(と称される)大学への進学率で決まってしまいます。