WEB町長室

まちづくりに年齢は?

2006年10月26日

先日、湯ノ岱地区の紅葉の植樹に参加いたしました。
湯ノ岱「紅葉の里」構想は、湯ノ岱地区を紅葉一色にするという趣旨から今年で4年目となります。
当地区は、寒暖の差が激しいために紅葉の色がひときわ鮮やかとなりますが、とくに今の時期、湯ノ岱から木古内にかけての道道沿いは鮮やかな紅葉で埋め尽くされます。
私は、この峠を「紅葉峠」と名付けてもいいのではないかと思っております。
また、紅葉を見るための温泉客もたくさん湯ノ岱を訪れているそうです。
今回の植樹は、役場職員と湯ノ岱町内会の参加のもとで行われましたが、町内会参加者の平均年齢は70歳を超えているものと思われます。
80才を優に超えている方が、軽トラの荷台の上に立ち乗って移動しておりました。
苗木を支える杭を若い職員が掛矢で打っていると、「危なっかしくて見てられない!」と言い、町内会の方が自分から変わって打つ場面も見受けられました。
まさしく、餅屋は餅屋でありますが、その時の“俺はプロだ”というような優越感に浸っている姿は、見ていて微笑ましいものであります。
湯ノ岱地区の高齢化率は、50%を超えております。
地区の高齢化率が50%を越えると「限界集落」といい、地域コミュニティが成り立たなくなるという説もありますが、当地区には全く当てはまりませんでした。
まさに、町づくりに年齢は関係ないことを教えられました。
役場職員と町内会との協同作業。
心地よい一日でありました。