実るほど頭を垂れる稲穂かな
2006年9月21日
毎朝、ウオーキングを楽しんでおります。私のウオーキングコースの両側は水田でありますので、今頃の時期は、朝日を浴びて黄金色に輝いている田んぼを見ながらのウオーキングとなります。
今朝も、田んぼを眺めながらのウオーキングを楽しんできました。
今年の水稲は、7月が冷夏のため不作が予想されましたが、8月の猛暑ですっかり盛り返し、作況も平年並みに持ち直したようであります。
刈り取りは、今月の下旬頃から始まるようでありますが、農家の皆さんの期待も大きく膨らんでいるものと思います。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。
どこの稲の穂もたわわとなり、まさにそのような様であります。
この人生訓、人も歳を重ね実っていくほど、人々への感謝の念が大きくなり頭が低くなっていくという意味でありますが、簡単なようで、これがまた難しいことではあります。
現実を見渡すと、高い地位についたり、少しお金を持ったりすると、鼻息が荒くなってくるようですが、これが人間の性なのでしょうか。
ウオーキングをしながら、「役場職員というのは、偉いもんだと勘違いしているんでないのか?」と町民に指摘された厳しい一言が思い出されました。
しかし、こう言う私も、「町長として実る稲穂のように、謙虚に頭を垂れているだろうか?」と自問自答をしながらの毎日ではあります。