WEB町長室

中学校教員との懇談会を開催

2006年7月24日

先日、上ノ国中学校教員との懇談会を開催いたしました。
私が、いくら教育の必要性を説いたとしても、現場で直接子供たちと接するのは先生方であります。
究極は、先生方に頑張ってもらわないと充実した教育はできないわけであります。
そのようなことから、次の二つの目的から懇談会を開催いたしました。
一つ目は、私から先生方に上ノ国町が教育にかける思いを伝えたい。
二つ目は、先生方から現場での悩み等を聞き、解決できるものであれば対策を講じたい。
生徒指導のため全員出席は叶いませんでしたが、大方の先生が参加してくれました。
お互いざっくばらんに意見や思いを話してもらうために、車座で行いました。
最初、私の方から町の学校教育にかける思いをお話しさせていただき、引き続き先生方から学校教育の現状を話して頂きましたが、予想したとおり、先生方はたくさんの悩みを抱えておりました。
生徒が学校に納めるお金を持ってこないため、立て替えてそのままになっている先生。
家庭訪問をしたら、親が不在で生徒が40度の熱を出して寝ていたため、先生が病院に連れて行ったこと。
中学校在学時に問題等を起こした生徒を、函館の高校に進学してからも未だに定期的に会いに行っている先生等々。
しかし一番悲しいことは、これほど努力しているのに中学校は何をやっているんだというバッシングだということです。
先生方との懇談会を通じて、今は子どもの教育もさることながら、親の教育も必要だと感じました。
また、本来、親がすべきことを、子どものためという使命感から先生が肩代わりさせられているという実態も知りました。
 今回は初めての試みということもあり、まだまだ本音の部分は出ていないと思いますので、再度、懇談会の開催をお願いしてきました。