WEB町長室

できないことはない。

2006年6月22日

セコム創業者の飯田亮氏は、「実現は不可能だ」とされる難事業を実現する方法を、部下に伝授したそうです。
その事業にはいくつもの規制の壁があり、実現を困難にしていた。飯田氏は、「だからムリですよ」という部下を連れて、何人もの識者を訪ね、事業の実現性を尋ねた。案の定、いくつもの課題が浮かび上がり、みんな一様に「難しい」と言った。そこで飯田氏は、部下にこう言い放った。「これで解決すべき課題が見えた。この課題さえ解決すれば『できる』ということだ。これでお前もできるだろう」
部下は「課題があるからできない」ではなく、「課題さえ解決すればできる」とする発想の逆転に驚いた。目の前に山積する課題は、できない理由でなく、実現への道しるべとなったのだ。

6月5日から、イカゴロの餌料投与試験が始まりました。
イカゴロの餌料投与については、国への特区申請に始まり、紆余曲折ありまして最終的に道からの試験許可ということになりましたが、その間2年の歳月を要しました。
時間を要した一番のネックは、イカゴロに含まれている物質が海を汚すのではないのかということであります。
そのため、今回の投与試験は、イカゴロに含まれている油分が油膜として海上に浮かぶことがないかどうか?
また漁業者の間では、魚を集めるにはイカゴロは相当効果があるといわれているが、それを客観的に実証できるかどうか等々であります。
当然、様々な課題が見えてくるものと予想されます。
今回の試験は、その課題を明らかにするということが目的でありますが、課題が見えたら、成功したも同然です。
何故ならば、その課題を克服すれば必ず成功できるからであります。