WEB町長室

誰のための町政

2006年6月14日

町職員は、誰のために仕事をするのか?
答えは、もちろん町民のためであります。
しかしながら、いつの間にか目的と手段をはき違えてしまうような傾向も見受けられます。
例えば、議会審議の中で、農家の声を重視しなければならないはずの産業課の職員が、農業者の声を聞いていないのではないのかという指摘があったとします。
当然のごとく、産業課には、必ず月1回個々の農家回りをするよう指示いたします。
結果、産業課の職員はすぐに農家回りを実施しますが、指示されたとおり農業者を何回巡回しましたというような趣旨の復命がなされることがあります。
しかし、ここで職員に考えてほしいことがあります。
それは、月1回農業者を巡回するということは手段であって、目的ではないということであります。
目的は、月1回巡回することによって農業者の相談を直接聞くことができることであり、事案によっては即対応することでもあります。
成果報告は、私を納得させることではなく、町民の声に答えることができたかどうかです。
ある町民から、「町職員は、町長の顔だけを見て仕事をしているんでないのか?」という手厳しい指摘を受けたことがあります。
反論したいですが、言い当てている点もあります。