汗が報われる社会とは
2006年6月7日
ライブドアに続き、ついに村上ファンド代表も逮捕されました。六本木ヒルズ族としてマスコミをにぎわしていた村上ファンドが、こんなに早く終焉を迎えることになるとは予想もできませんでした。
ライブドアや村上ファンドを見ていると、「濡れ手で粟」の喩えのごとく、億単位のお金をいとも簡単に儲けてしまうということがこれからの社会なのかと諦めておりましたが、よもや不正なことをしていたとは全く思いませんでした。
私は、30代、40代の若者が、億単位のお金をいとも簡単に得ることができるという風潮に疑問を持っております。
朝の4時から家族総出でサヤエンドウを収穫しても、手元にはわずかしか残らない農業者。
夜も寝ないでイカ釣り漁をしても、残念ながら、不漁になると借金だけが残ってしまう漁業者。
しかし、このように頑張っている人たちが社会を形成しております。
そして私たちは、このような額に汗して頑張っている町民の汗が報われることを願って行政を推進しております。
今回の騒動を機会に、日本の社会が少しでも軌道修正していくことを願っている一人であります。