日本航空を反面教師として
2006年3月29日
日本航空のずさんさには呆れてしまいます。飛行機の検査期限を超過して運行したり、検査内容もずさんであったということでありますが、人命を中心に考えなければならない航空会社が、このようなことを繰り返しているということは由々しき問題であります。
私は、飛行機を利用する際、いつも落ちるんでないかという不安感がよぎります。
それでも、日本航空や全日空という会社が運行することだから、万全の体制はとっているんだろうと思って安心して乗るわけであります。
それがこのような状態であると、今度は不安感を抱えながら乗ることになるわけでありますが、お客さんに不安感を持たせるということは、サービス業として失格であります。
これには様々な要因が考えられますが、先月の社長交代劇のような組織内部の混乱が大きな原因だろうと推測いたします。
何故かというと、組織管理が完全でないと、企業の基本的な考え方が全社員に行き渡らなくなり、その綻びは、必ず至る所に出てくるものであります。
私は、今回指摘された事項は氷山の一角であり、このほかにも様々な問題点を抱えているものと推察しております。
しかし、これは対岸の火事ではありません。
私たちも、水道という安全・安心なサービスを提供している訳であります。
町民は、役場を100%信じ切って水道を使用しており、ある意味無防備な状態であります。
万が一にも、事故を起こしてはなりません。
そのためにも、内部体制を完璧にするとともに、安全・安心を提供する者の心構えとして、揺るぎない使命感と細心の注意を払うことが求められております。