WEB町長室

ありがたい指摘メール

2005年9月21日

近頃、町外の方より町有施設の管理についてメールで指摘を受けることが多くなりました。
指摘の大半は、財政難のために管理が手薄になった点が多いわけでありますが、指摘する方々も100%の管理を望んでいるわけでないことがわかります。
指摘しているポイントは、「お客さんの立場で」という発想で管理をしているのかということのようであります。
先週、旭川の方より、町のレストランである「文珠」へ行ったがお客さんに来てもらいたいという思いが感じられないというメールがありました。
早速、レストランの支配人に転送いたしましたところ、支配人から次のようなメールが送られてきました。
私も、大変参考になりましたので皆さんにお知らせします。

道の駅の管理に関するメールを読ませていただきました。
当道の駅の管理について、管理の甘さを痛感しております。
今まで苦情が出ないから、それで良いんだ!と安易に考えておりました。
時間を有効に使うことにより、まだまだ、周りの整備に費やせる時間は出てくると思います。
周りの環境が皆様からリラックスのできる場所だ、雰囲気が良い、そう思われることに
より、顧客の増大にもつながることを再認識しております。
頭の中はどのようにしてお客を増やすことができるのか??どのようにして売り上げを上げれば良いのか?レストランだけで売り上げを上げる事だけしか考えておりませんでした。
お客様に来ていただけると言うことは一つの分子だけではなく、全ての分子が相互に効果を上げていかなければ顧客の増大にもつながらないし、売り上げにもつながらないことをつくづく、このメールで教えていただきました。
経営とは一つでも0やマイナスの点があると掛け算のように、他の良いところがあっても、総合的には0やマイナスの結果にしかならないことも考えさせられました。
当店のレストランに入店していただくためには、お客様は外の環境を目の当たりにします。
一番最初に見た物が一番印象に残ることも思い出されました。
環境整備の重要さを再認識させていただけた事をこのメールに感謝させていただいております。
それとともに、外の環境の整え方をふまえた、内外問わず、お客様のリラックスできるスペース、お客様のくつろげるスペースをどのようにしてつくるかも、早急に考え、実行します。


私は、財政難という錦の旗を振り回し、この際少しくらい不便をかけることはやむを得ないことであると開き直っていた点もあったように思います。
しかしながら、視点の違うたくさんの方々から指摘して頂くことにより大事なことを気づかせて頂いております。
ありがたいことです。