WEB町長室

帰省客も過疎化

2005年8月16日

お盆の帰省ピークが過ぎました。
例年、お盆となると札幌や道外ナンバーの車をたくさん見かけますが、今年のお盆は極端に少なくなったような気がしております。
その帰省客も、今年ばかりでなく年々少なくなってきているように見受けられます。
昭和の時代、集団就職等により相当数の人たちが上ノ国町を離れました。
その人たちも、今や都会に家庭を築いておりますが、それでもお盆は帰省するものという認識であったと思います。
考えてみると、帰省客にとってお盆は墓参りと同時に父母と一緒に過ごすつかの間の一時でありました。
しかし、帰省客の父母に当たる年代の方々が亡くなり、住んでいた家も空き家になってしまっている所が多くなってきております。
そのことが原因で、帰省客が減少してきているものと推測されます。
そして、この傾向は益々大きくなってくるのではないでしょうか。
このように、人が町を出て行く過疎に、帰省客の過疎まで追い打ちをかけるように進行していくことは、町の存亡に大きく関わってくるものと思います。
解決しなければと考えておりますが、相当難しい課題ではあります。