WEB町長室

町村にも求められているチャレンジ精神

2005年6月6日

起業家にいわせると、「未来に関わる構想のうち必ず失敗するものは、“確実なもの”、“リスクのないもの”、“失敗しようのないもの”である。」ということでありますが、従来の行政は全く反対でありました。
町行政は、何か事業を起こす時は必ず管内もしくは何処かの市町村でやっているかどうかを調査する傾向にありました。
そして、何処の市町村でも実施していないと二の足を踏みます。
町行政も安定期の時代はそれで良かったかも知れませんが、今は石橋を叩いて渡る時代でなくなりました。
もちろん、初めてやるためリスクは伴います。
従来、成功・不成功の予測はすべて過去の数字やデータから分析しておりましたが、過去のデータを意識すると新しい発想やアイデアはすべて否定されてしまう恐れがあるということを心しなければなりません。
新しいものにチャレンジするということは、これまで存在しなかったものを創造するものであります。
町にとっても変革期のこの時代、逆に他の市町村でやっていないからやってみようというチャレンジ精神が求められていると痛感しております。