松の木は、松の木に育てるように
2005年5月9日
文部科学省が、「ゆとり教育」から学力重視の「詰め込み教育」へ方向転換し物議を醸しております。教育とは単純なようで奥深いものでありますが、子どもの教育に対する母親の影響力は相当大きいそうです。
ある本によると、世界の天才を育てた母親の教育には共通項があり、なかでも特に重要な3つの共通項が載っておりました。
一つには、 その子のありのままを受け入れていた。
二つめは、 子どもはもともと素晴らしい力を持っていることを心から信じて伝え続けていたこと。
三つめは、 子どもが夢中になっていることを、親の価値観でやめさせたりせず、十分にやらせてあげていたということ。
一言でいえば、「あなたは、あなたのままでいい」というスタンスです。
今の親はというと、子どもに羅針盤を与えないで、ただがむしゃらにアクセルとブレーキばかりを踏んでいるような気がします。
「松の木は、松の木に育てよ」とは、第2次臨調を推進した土光会長の名言ですが、このような時代だからこそ、子ども一人一人に目配りした教育を推進しなければと再認識しているところであります。