一燈照隅から万燈照国へ
2005年1月11日
先日、我が家に友人が遊びに来た時の話題です。元旦、友人一家が除夜の鐘をテレビで聞いたあと上ノ国八幡宮に初詣に行く途中町の中心を流れる天の川橋を通りかかったところ、橋の歩道に明々と点灯しているアイスキャンドルが置かれていたそうです。
さっそく車を止めて見ましたが、穏やかな夜だったこともあり、ロウソクの火は幻想的でひときわ美しく、感動させてもらったということでありました。
そして、いったい誰が設置してくれたものなのかと言うことでありました。
私も全く知らなかったことでありました。
後日聞いた話では、役場職員の有志が仕事納めのあと一杯やっている中で急に決まった話だそうです。
チョットした心遣いにより、何人もの町民を感動させたということは何と素晴らしいことでしょうか。
ある職員は、何年ぶりかで函館の奥さんの実家で年越しをする予定をキャンセルまでしたようです。
家族には申し訳ありませんでしたが、仏教用語の「一燈照隅」という言葉を思い出しました。
このように、一人一人が一隅を照らすことにより、「万燈照国」間違いなしと確信いたしました。
やはり、まちづくりはお金ではありませんね。