WEB町長室

受け止め方によって

2010年8月16日

“賢者にはシグナルが聞こえ、愚者にはノイズが聞こえる”といいます。
同じ耳で聞いているのに、聞こえ方がまったく逆になりますが、耳という器官も、個々人が持ち併せているネガティブ、ポジティブの潜在意識に共感するようにできているかもしれません。
町長という職業柄、様々な声が聞こえてきますが、正直、あまり聞きたくないというときもあります。
何故かといいますと、聞こえてくるのは町政に対する批判の声が多いわけであります。
賞賛の声は心地よく聞きこえますが、批判の声を聞くと「実行する苦労も知らないで、ただ批判しているだけでないのか」と、内心、反発心が起きてくることもあります。
しかし、一度立ち止まって冷静に考えてみますと、どんな批判であっても必ずシグナルが含まれているものであります。
リーダーにとって、その声を冷静に聞くことができるかどうかが正念場でありますが、良きリーダーとは、聞こえてくる批判の中から、いかにシグナルを抽出することができるかどうかではないでしょうか。
私には、まだまだほど遠いことですが・・・。