WEB町長室

街灯を考える

2004年7月1日

夜中2時頃に目が覚めたので、公宅の2階から天の川橋を眺めたら国道沿いの街灯が明々とついており、まるで真昼のようでありました。
当然、真夜中ですから人っ子一人歩いておりません。
大留地区から上ノ国地区間の国道沿いは「かささぎロード」と呼ばれ、延長1、680m間に35基の街灯が設置されております。
その内、1基に2灯の水銀灯がついている箇所もあり、1灯は国道側を、他の1灯は歩道側を照らしております。
2灯で照らしている所は相当明るいわけでありますが、先日職員から、節減のために町が負担している歩道側の街灯は消してもいいんでないかというメールが送られてきました。
指摘のとおり、効率的観点からは相当な無駄であります。
また、子供議会で必ず質問に出されるのが、何々地区の町道に街灯を設置して欲しいということでした。
考えてみると、夜は暗いものです。
暗くて見えないから、怖さと神秘さがあります。
夜は、自然が与えてくれた癒しの時間かも知れませんが、それをあえて覆してしまっているのが私たちのような気がしております。
町中、何処にでも明々とついている街灯。
節減の観点ばかりでなく、自然回帰の視点からも再考してみることが必要な気がしております。