1年を振り返って
2003年12月29日
今年も、1年が暮れようとしています。振り返ってみると、財政論議で始り合併論議で終わったような感がします。
私の口から出る言葉は、「削減」「カット」「廃止」「統合」よりないとも言われます。
そのようななかで、初めて導入した職員が各町内会に張り付いた地区担当制は、様々な課題も抱えておりますが着実に浸透してきており、町職員との距離が感じられなくなったという町民の声も聞こえてきております。
12月に開催した地区懇談会では、合併の可否、出張所廃止の可否と真剣な議論を戦わせました。
地区懇談会では、「お金があるから町が活性化するとは限らない。そこに住む人たちの自立意識が必要だ。」ということを力説いたしました。
このような厳しい情勢ながら、あと少しの辛抱だろうと希望的観測もあります。
国内の経済が好転したら・・
今年から推奨する「立径アスパラ」「高設いちご」が成功したら・・
今年から実施するウニ養殖のための「藻場造成事業」が成功したら・・
等々、可能性はいっぱいあります。
私は「上ノ国は変わる」を公約に掲げましたが、町民の意識は着実に変わってきております。
このように、「自分たちの町は、自分たちが創る」という町民一人ひとりの心構えが必要だと確信した1年でありました。