WEB町長室

指揮系統の明確化を問う

2002年12月10日

今週の日曜日、町内消防団幹部会議に出席しました。
現在、上ノ国町には9分団、131人の消防団員がおります。
皆さんご存じのとおり、消防団員の皆さんは、生業を持ちながら、災害時には災害現場に駆けつけ、消火活動や救助活動をしてくれております。
緊急時には、自分の仕事を投げ捨てて災害現場に駆けつける訳でありますから、まったく頭の下がる思いです。
消防団は、定期的に各分団長で構成されている幹部会議でお互いの情報交換等を行っており、今回は、火事現場での対応が議論されました。
そのなかで、火事発生の際、各分団が消防車で火事現場に駆けつけるわけでありますが、山方面の分団が海岸へ行った際、そこの地形等に詳しくないために、各団員とも精一杯の努力をしているが、場所によっては、効率的な消火作業ができないこともあると言うことでした。
また、火事現場は、見ている人が興奮状態にあり、消火作業をしている団員への様々な罵声もあります。(私も、何回か見ております。)
そのような中での消火活動はたいへんだと思いますが、幹部の皆さんの話を総合すると、効率的な消火活動は、やはり、指揮系統を明確にすることだと痛感いたしました。
そして、もちろん普段の訓練も必要です。
それを充実させることによって、全員の力をフルに発揮させ、効率的な消火活動ができると感じました。
しかし、これは災害現場ばかりではありません。
私たちの職場においても、同じことが当てはまるのではないでしょうか。
これを教訓として、今一度、各課においても、指揮系統が明確にされているか、職員の力が100%発揮できているかどうかを検証してみてはいかがでしょうか。
もちろん、私なりに、町全体としても見直してみます。