WEB町長室

事件は現場で起こっているんだ!

2011年4月8日

東日本大震災での岩手県山田町への檜山管内職員の支援第1陣が、今晩、約1週間の任務を終え帰ってきます。
心身共々、相当疲れて帰ってくるものと思われますが、国難とも言える被災現場での貴重な体験は、公務員としての役目を果たしたということばかりでなく、各々の人生においても相当役立つものと思われます。

やはり現場で体験することは、何ものにも代え難い教訓であります。

私は、現場第1主義であります。
通常、何か事が起きると現場と関係のない会議室等で対応策を協議する傾向にありますが、現実とそぐわないことが多く見られます。
山菜採り行方不明者の捜索を例にとりますと、地図では間近の地点の捜索案を机上で作ったとしても、現場に行くと急峻な崖がありその場所まで行くことができなかったことも多々ありました。

このたびの震災に対しても、檜山管内各町では様々な支援策を計画いたしましたが、現場を見た上での支援策ではありませんので、現場に行った職員にすると、ちぐはぐに感じられる点もあるものと推測されます。

映画「踊る大捜査線」青島刑事の名セリフではないですが、“事件は現場で起こっているんだ!会議室で起こっているんじゃない!”です。