WEB町長室

チェック体制の確立を

2010年7月8日

部下の職員に仕事を指示し、それで自分の役目は終わったかのごとく錯覚している上司がおります。
上司に仕事の進捗状況を確認すると、「それは部下に指示してあります」という答えが返ってきます。
しかし、たとえ部下に指示したとしても、その仕事が完了しないことには上司としての役目が終わったことにはなりません。
なぜかといいますと、指示を受けた職員は日常業務に忙殺されているうちに、指示された仕事を忘れていることもあります。
また、途中で行き詰まって中断していることも多々あります。
そのため上司は、指示した仕事がどこまで進んでいるかを常にチェックしておくことが大切であります。
われわれ素人目には、同じ航路を飛んでいるかに思われる旅客機。
パイロットは、離陸後、飛行航路の中であらかじめ決められた箇所を通過するごとに、通過高度、燃料の残量、風の方向と速度、気温などをチェックして管制官に伝えるそうです。
報告を受けた管制官は、燃料が足りなくなる恐れがあると判断したときは、着陸地の変更を指示します。
また、風の方向性によって飛行高度の変更を指示したりして安全性を確保するそうです。
このように、その時々の自然状況によって、飛行航路を微妙に変えているわけであります。
行政事務の不祥事も、時々マスコミを賑わすことがありますが、防止策としては、いかにチェック体制を確立するかにかかっております。