常識を疑うことも・・・。
2010年7月4日
ある娘さんが、鍋で魚を煮ておりました。よく見ると、魚のしっぽを切り落としています。
何か理由があるのかと尋ねてみると、「よくわかりませんが、母に教えてもらいました」と言います。
今度は、その母親に聞いてみると「私も自分の母がやっていたのをずっと見てきたので」と言います。
納得いかないため、娘さんの祖母であるおばあさんに聞きにいったところ、おばあさんはこう答えたそうです。
「うちにあった鍋が小さかったからですよ」って。
これは、笑い話のように聞こえるかもしれませんが、役場でも似たようなことがあります。
ある職員に、「何故、この方法をとったんだ」と聞いたところ、前任者がやっていたからまちがいないという答えでありました。
ところが、その前任者に聞いたところ「あまり良い方法とはいえなかったが、時間がなかったので仕方なくその方法でやった」ということでありました。
どのような仕事でも、常に「何故、こうするんだ?」という素朴な疑問を持つことが大切でありますが、お互い、忙しさを言い訳にして、結構、惰性で仕事をしているものです。