WEB町長室

行政職員に求められる視野と行動

2011年12月15日

商売で大切なことは、消費者の欲しているものをいかに提供できるかに尽きます。
そのため、消費者の立場に立った視点での、「消費者目線」を身に付けることを重要視します。

基本的にこのことは行政にも当てはめることができ、「消費者目線」を「町民目線」に置き換えるだけでいいことになります。
簡単にいいますと、町民が何を欲しているかを適格に把握し、その対応策を打っていくということに尽きます。

ただし、商売と行政の視点には大きな相違点があります。
何故かといいますと、町民目線ばかりにとらわれると、目先だけを見ることになる恐れがあるということです。

町民としては、これだけ経済が疲弊してくると、生活を維持していくために「明日をどうする?」「今年をどうする?」「来年をどうする?」というように、短いスパンで考えるようになりがちです。
まさに、今日、明日の生活を考えての行動に終始します。

しかし、行政に求められているのは、今の生活も大事ですが、子や孫のためにどのような町づくりをするかという、長いスパンでの視点であります。
そのことから、今こそ長期的展望に立った視野と行動で町づくりを推進するということが行政職員に求められております。