好き・嫌いの心理とは
2012年2月13日
1.人間は知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする2.人間は会えば会うほど好意を持つようになる
3.人間は相手の人間的な側面を知ったとき、
より強く相手に好意を持つようになる
これは、米国の心理学者ザイアンスが発表した、
「ザイアンスの法則」という人間心理であります。
要約しますと、
どんな人でも知らない人との接触は緊張をともない、
「本能的に拒否」するということです。
では、好意を持ってもらうためにはどうしたらいいかというと、
相手と会う時間を少しでも多く持つ。
相手に自分を知ってもらうことに尽きるといいます。
私も、ある役所のトップを好きになることができませんでした。
簡単に言うと、嫌いでした。
生意気で、横柄で。
ところが、嫌々ながらも、
その相手と酒を酌み交わさなければならないことになり、
はじめは淡々と差し障りのないことばかりを話していましたが、
酔いが回ってくると彼は自分の生い立ちを話し始めました。
とくに、ふるさとの話になってくると、
仕事上での裃を着たような話し方でなく、
人間性がにじみ出てくるような話し方となり、
逆に意気投合したわけであります。
これは、酒のうえでの体験談でありますが、
町民との対応も同じであります。
円滑な行政を推進するには、
町民との接触を多く持つことも大切なことであります。