WEB町長室

法律やマニュアルに縛られることなく。

2012年5月22日

東日本大震災の際、道路が寸断されたために、
救援が入れずに飢えと寒さを凌いだ地区が大半でありました。

これが外国なら、すぐに救援物資を空中投下しますので、
どんな場所でも届けることができるそうです。

このことは海外では常識だそうですが、
日本では法律上の規制があって空中投下ができないそうです。

ところが米軍ヘリは、これを東日本大震災で実行いたしました。

米軍ヘリは
「やむを得ず不時着したが、積載物が多すぎたために、
 荷物を降ろして飛び立った」
 ということでした。

なんと機転のきいたことでしょうか。

それに比較して、日本人の頭の硬いこと・・・。

同じようなことが天下のユニクロでもあったそうです。

ユニクロで
「お客様から子どもが急病になったので店の電話を
 貸して欲しい」
と言われたときに、
マニュアルに
「お客様には電話を貸してはいけない」
と決められているからと断った社員がいたそうです。

本来、法律やマニュアルは、
あらゆることを想定してつくられております。

しかし、先の震災のように想定外のことも多々あります。

そのことから、
有事の際には法律やマニュアルに縛られることなく、
何が最も大切かということを判断し実践することも
求められております。

もちろん、そのためには
「全責任は私が引き受ける」
というトップの強い意志を、
常日頃から示しておくことが大切であります。