トップの意を汲んで
2010年5月14日
ワールドカップ日本代表が決定いたしました。岡田監督にとって、代表選手を選考するということは相当な決断であったろうと推察いたします。
ヒョッとすると、ワールドカップで戦うよりも精神的にきつかったかもしれません。
しかし、選考基準は、いかに監督の意を理解して試合ができるかどうかにかかっていたのではないでしょうか。
何故かといいますと、サッカー競技は,試合が始まってしまうと監督は細かい指示は出せません。
選手は、試合前のミーティングで監督が発した言葉を思い浮かべ、場面場面で自主的に最善の方法を判断しなくてはなりません。
そのため、監督の理念がどれだけ選手一人一人に行き渡っているかです。
逆に言いますと、いかに監督の意を理解できる選手がいるかどうかに尽きます。
これは、組織も同じであります。
トップの理念が、いかに組織の隅々まで息づいているか、そして、そのことを理解できる人がどれだけいるかが組織の強さの根幹にかかわってきます。