部下は上司の想いを・・・。
2012年8月27日
自分のノルマ達成のための熱心な営業マンは、「うるさい」「しつこいわね」と、お客様に嫌われる傾向にある。それに対し、お客様の利益のために熱心だと思われると、「うちのことをそこまで考えてくれているのか」とその熱心さを喜んでくれるといいます。
同じ行為をしているはずなのに、受ける側の捉え方により百八十度の違いが出るということです。
上司は部下の将来を思い、何度も何度も注意・指導します。
ところが、部下に上司の想いを理解する力がないと、自分をいじめているようにとります。
職員時代、「うちの上司は何で自分だけに厳しく注意するんだろうと」歎いていた同僚がおりました。
しかし、ここで部下である立場の人に考えて欲しいことは、上司も人間ですから、部下からいい人だと思われたいのが本音です。
ですが、そのような想いで仕事に取り組んだとしたら、上司失格であります。
何故かというと、上司には部下を育てるという重要な役目があるからです。
実は私も、役場に入って1年目は、ノイローゼになるんでないかと思うくらい、上司の課長に叱られました。
正直、私を嫌いなのかと思ったこともありました。
決裁文書を起案するたびに注意されましたので、起案するのに恐怖を感じたこともあります。
ところが、今振り返ってみますと、職員としての基礎・基本は、間違いなくその1年目に作られていたのです。
もっと早く気づくべきであったと思っております。