問われるトップの力量
2010年3月12日
洋菓子製造のエーデルワイス会長比屋根毅氏が、役員会で実績報告をしたところ、それを聞いていた非常勤役員だったソニー会長の盛田昭夫さんに、「君の今日の報告はダメだ。あれは報告ではない。もっと勉強したほうがいい」と一喝されたそうです。そのあと、「自分もアメリカに行った時にたくさん恥をかいた。
人間は恥をかいてから自分に返るものだ。
恥をかくことを恐れたらいかん。
あんたは今日、恥をかくつもりがなかった。
カッコよくした。
もっと自分を出しなさい。
自分の言葉で語りなさい。
私も社員が5、6人の時に、『世界のSONY』になると言ったら、みんなに笑われた。
しかし、その時に恥ずかしい思いをしたから、世界のSONYになってみせるぞと頑張れたんだ」という話をしてくれたそうです。
それを聞いた比屋根毅氏は「お菓子のSONYになる」と決意し、思いっきり恥をかきながら勉強することを心に誓ったそうです。