チャレンジなくして進歩なし
2013年2月19日
「わが社の最大の問題は、『不良品』が出なくなってしまったことだ」これは、ある機械メーカー生産技術担当常務の、社内パーティーでのスピーチです。ところが、これを聞いていた人たちは大変な驚きであった。
何故かというと、一般的に、生産技術担当常務の仕事は不良品を出さないことだからです。
しかし、この後の説明を聞くと、発言の意味が納得できた。
常務の説明はこうだった。
「不良品が出るというのは、誰かが新しいことに挑戦しているためである。
わが社も品質管理が行き届いてきて、不良品の数がずいぶん減ってきた。
それはそれで喜んでいいのだが、不良品が減っているというのは、誰も新 しいことに挑戦していないという証拠でもある。
そうなってしまっているのであれば深刻であり、不良品を恐れずに新しい 技術に挑戦して欲しい」と。
企業であろうと行政であろうと、常にチャレンジ精神が求められております。
チャレンジなくして進歩はありません。
ただし、果敢にチャレンジする人は、周囲からは無謀に見えているかもしれません。
自治体で初めてワイン醸造にチャレンジした元池田町長“丸谷金保氏”は、ワインが完成する前は「ホラ吹き町長」と言われていたそうですが、私もホラ吹き町長と言われたら、町長として一人前だと思っております。