平気で嘘をつく人は、悪い人か?
2013年3月21日
私たちは、「嘘をついてはいけない」ということを小さい頃より教育されてきました。ところが、中国では嘘をつくことは悪いことと認識されないそうです。
中国では、自分が不利になると思われるときは嘘をついても構わない。
そのため、契約を結んだとしてもそれが履行されるとは限らないといいます。
そう言われると、自衛隊の艦船にレーダーを照射しておきながら、「それはやっていない。
日本国のねつ造である」と平気で主張することも頷けます。
それと同じような話があります。
ニューギニアのある村から石油が出たそうです。
それを知ったアメリカの大きな石油会社が、その開発の権利を買い取るために、優秀な国
際弁護士を何人も送り込んだそうです。
こう語ると多くの人は、「素朴なニューギニア人が、国際弁護士にだまされたんだろう」
と思うところだが、結果は逆だったそうです。
なぜかというと、アメリカ側がようやく合意にこぎつけても、その次に会ったときは、「そ
んなことは言ってない」と反故にされる連続であったそうです。
弁護士は交渉のプロであるが、交渉の場で嘘をつかれることは慣れていないから、対応で
きずに時間だけが過ぎていく。
さらに弁護士は、1時間800ドル(日本円にして約7万円)で働いているが、ニューギ
ニア人には時間だけは無限にある。
結局、腕利きの弁護士は音をあげてしまったそうです。
ニューギニア人にとって大事なことは、嘘をつかないことではなく、欲しいものを得るこ
とだそうです。
まさに、「日本の常識は、世界の非常識」なのかも知れません。