足し算だけの人生では
2013年10月22日
人間、生まれてきたときは一糸纏わず裸で生まれてきますが、年を重ねるごとに地位や名誉やお金など、様々なものが纏わり付いてきます。そして最後は、それらのものを残して帰って行くわけであります。
ところが、身についたものは全部必要なくなると知っていますが、一度得たものは手放したくなくなります。
まさに欲が出てくるわけです。
そして、その欲のために苦しみます。
老人は、地位にしがみつきます。
若いときは、そのような先輩を見て批判していたはずなのに。
まるで、自分がいないとだめになると錯覚して・・・・。
お金や物も手放したくありません。
周りからすると必要ないと思われるようなものまで、処分しないでため込みます。
きっと、もったいないと思うんでしょう。
聴衆の前での話が長くなります。
とくに、話がうまいと言われた人ほど長くなる傾向にあります。
あれも言いたい、これも言いたいと思うんでしょう。
まさに、足し算だけの人生です。
概ね60歳中頃までは足し算の人生でいいと思われますが、それ以降は引き算の人生に切り替えなければと痛切に感じております。