WEB町長室

相次ぐトラブルの原因は

2013年11月12日

このたび、恥ずかしながら三町の学校給食不正事件がマスコミを賑わしました。
同じく、JR北海道のトラブルやホテルやレストランでの産地偽装も次々と明るみに出て、連日、トップの謝罪会見の様子がテレビ報道されております。

この一連の事故に共通していることは、人災ということです。

人が厳しくチェックすることにより、未然に防ぐことができたことばかりでありますが、JRと産地偽装には他の背景があります。
まず、JR問題です。
列車の高速化が求められ、札幌・函館間が4時間を切って3時間58分となったと新聞発表されます。
もちろん、乗客である私たちが一分一秒でも速く速くと求めた結果ではありますが・・・。
しかし、考えてみますと、わずか1~2分の違いなんて一日24時間という単位で考えますと何の価値もないものと思われますが、何故かその1~2分に惑わされてしまいます。
産地偽装では、高価で数量が限定されていたものを廉価で提供した結果であります。
ところが、消費者である私たちはデフレが続いたこともあって、何故、廉価なのかということを疑問に思うこともなく、ただ単純に廉価だと喜んでおりました。

よもや、それが偽物とは露知らず。

このように考えてみますと、企業は会社存続のために、消費者である私たちの要求に無理をして答えていたことになりますが、視点を変えてみますと、このような原因を作った一端は私たちにあるのかもしれません。

そのため、今こそスローライフの必要性が問われている時期かもしれません。