WEB町長室

覚悟の違い

2014年4月21日

韓国旅客船事故で、船長が乗客を救助しないで一般乗客と偽って脱出したこ
とには唖然としました。

本来、船長は船と運命を共にするものと思っておりました。
今まで見た映画でも、船長は柱に自分の体を縛り付け、船と一緒に海中に沈
んでいきます。
そしてそれが、船長としての覚悟だと思っておりました。

ところが今回は、乗客も乗組員も見捨てて自分だけ逃げたというのですから
呆れてしまいます。

まったくそれと反対は、福島原発事故の際の、東電の吉田所長です。

所長は、死をも覚悟して先頭に立ち事態収拾に努めました。

それは、国民を守るという大儀であります。

この違いを一言で表すと、「覚悟」の違いです。

何かことが起こると、「覚悟」のないトップは逃げます。

言い訳をします。

誰かに責任転嫁します。

企業でも、「覚悟」のないトップの下にいる社員はかわいそうなものです。