WEB町長室

私も「俺、俺サギ」かも?

2014年12月24日

「自衛隊が震災で救援活動したときの意識としては、手柄を誇る派手なガッツポーズをするのではなく、被災者が喜んでくれる姿を見て微笑み、任務が終わったら風のようにサーッと去っていく。去った後に爽やかな空気が残る。それだけで十分だと思ってやって参りました」

これは、東日本大震災の際に救助活動を行ったある自衛隊員の言葉です。

世の中には、自分がやったことでもないのに、俺がやった、俺がやったと公言する「俺、俺サギ」が跋扈するなかで、本当に心地よい言葉です。

そう言いながら、私も肝に銘じなければならないことではあります。

上ノ国町では、18才までの医療費個人負担ゼロ。
保育料、給食費、学童保育料も全部ただです。

どちらもの施策も、過疎化、少子化を食い止めるためやむなく行ったことではありますが、当然ながら、保護者の受けはいいわけであります。

ある若いお母さんは、町長に足を向けて寝れないとも言ったそうです。

そうすると、まるで私の力で「やってやった」という錯覚に陥ることがあります。

本当は、全町民が努力したことにより実践できた施策であるのに・・・。