自由と放任
2022年9月20日
そのお母さんは、「独創力を発揮するには自由でなければならないから、この子がやりたいと思ったことは何でもやらせます」と答えました。先生は天井を見てしばらく考えていましたが「あなたは数年すると絶望するでしょうなあ」と言われたんです。
「何でも好きにやって独創力がつくのなら、チンパンジーには皆、独創力がある」と。
これは、ある本からの抜粋でありますが、昨今、自由をはき違えていると痛感しております。
本来、自由とは規律をしっかりと体得したうえでのことであります。
根底に規律のない自由は、単なる放任であります。
また、私たちの腕は自由に内側に曲げることはできますが、外側に曲げることはできません。
このように、自由には節度もあります。