WEB町長室

小事には神が宿る

2022年11月8日

 まず大前提として、人間はミスをする生きものでありますので、職員には「ミスを恐れないで大いにチャレンジするように」と、常に発破をかけております。

 そう言いながら、大きなミスであるとそれなりの処分や対応をすることになり、また、小さなミスであっても、手抜き等により生じたミスであると厳重に注意することがあります。

 職員としては「トップとしての器が小さいなあ。失敗を恐れないで大いにチャレンジしなさいと言いながら、何でこんな小さなことにまで口を出すのかなあ。話していることとやることが違うんでないのか」等々思いながら、結果、職員は小さなミスを隠す恐れがあることも否めません。

 そのため、本音を言うと、トップとしては小さなミスまで注意したくないわけであります。

 しかし、ハインリッヒの法則にあるように、重大な事故の前には29件の軽微な事故と、ヒヤリハットすることが300件あると言います。

 仮に、ヒヤリハットすることを小事とすると、小事300件の積み重ねが大事故につながるということを肝に銘じなければなりません。

 まさに、小事には神が宿っていると思うことが大切であります。