東京ふるさと会に出席してきました
2024年4月1日
先月、コロナ禍で中断されていた「東京ふるさと会」が久々に開催され出席してきました。残念ながら、ふるさと会の会員は年々減少傾向にありましたが、他町にあっては、会員減少により解散したふるさと会もあるそうです。
「東京ふるさと会」では、楽しく歓談した最後に、全員で伊沢八郎の「ああ上野駅」を合唱いたしますが、今年は時間の関係もあったのか、合唱は割愛されました。
なぜ「ああ上野駅」かというと、出席会員の多くは昭和30年~40年代に東京へ就職した人たちであり、「ああ上野駅」には当時の思いが込められているようであります。
中学、高校を卒業した当時の人たちは金の卵といわれ、“就職列車に揺られて着いた~”という歌詞のように、連絡線と夜行列車を乗り継ぎおよそ24時間かけて東京に着きました。
そのため、たとえふるさと上ノ国であっても、簡単に帰郷するということは叶いませんでした。
ところが、今や24時間かかった行程も、新幹線を利用するとたったの4時間で帰郷することができるようになると、哀愁も薄れてきてしまうようです。
それでも“上野はおいらの心の駅だ~”の件(くだり)にくると、合唱している人たちの顔には、上野駅に着いた当時がフラッシュバックしているように感じられます。
私にとっても、楽しい一日でありました。