惰性の法則
2024年6月24日
サントリー佐治敬三語録社長がしなければならないことは、トップの心得を後継者に説くことじゃなくて、下からイノベーションの種がどんどん出てくるように仕向けることだ。
人間というのは保守的にできているから、つい「今のままで大過ない」と考える。
組織が大きくなればなるほど、これが顕著に出てきて、革新的な変化を望まず惰性で仕事をしようとする。
私はこれを「企業における惰性の法則」と言って、常に打破しようと心がけてきた。
企業であれば、次年度の目標値は必ず数パーセントの上積みが必要となり、それを達成させるため組織内でのイノベーションが求められますが、自治体には、企業のような成長を求める風土は根付いておりません。
簡単に言いますと、職員にはミスをしないことが一番求められております。
以前、このことを「慣性の法則」とも表現しましたが、佐治敬三語録の「惰性の法則」が最も当てはまる職場環境となっております。
しかし、自治体も存亡の機に陥っていることを認識し、「惰性の法則」から脱却しなければなりません。