ネイティブ・アメリカンの話
2024年10月9日
ネイティブ・アメリカンの話10月になると、あるネイティブ・アメリカンの部族長が今年の冬は厳しくなると予想し、全員に薪を集めるよう指示した。
念のためにアメリカ気象局に電話して、厳冬になるかどうか聞いてみた。
「長期予報では、厳冬になる可能性があるとされています」という答えだった。
そこで部族長は念のために、もっと薪を集めるよう指示した。
2週間後、再びアメリカ気象局に電話して、「この冬は確かに厳冬になると断言できますか」と質問した。
答えはこうだった。
「絶対になります。ネイティブ・アメリカンが必死になって薪を集めていますから」
先月あたり、国内において小さな米騒動が起きました。
私の知り合いからも「お米がないので何とかならないか」ということだったので、近所の商店から購入して送り届けましたが、今回の米騒動を見て、昭和48年オイルショック時のトイレットペーパー騒動を思い浮かべました。
当時、争ってトイレットペーパーを買いあさっていたわけでありますが、結果的に、紙の在庫はふんだんにあったようです。
要は、風評で騒動が勃発しただけの話であります。
そういう私も、最初は何を根拠に国民は騒いでいるんだろうと客観視しておりました。
ところが、マスコミが報道合戦を繰り返すうちに、私までも、本当に足りなくなってしまっているんだと納得してしまいました。
結果的に、何て愚かなと思っておりますが、いつの間にか私も米騒動の片棒をかついでいたことになります。